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2026-01-19
MEDIA
四国各地と東京や福岡、名古屋を結ぶ夜行高速バスを運行する琴平バス(香川県琴平町)。コロナ禍中には「オンラインバスツアー」で注目を集めた。今は高速バス事業の拡充に加え、ITを駆使して働きながら旅をするデジタルノマド向けの宿泊施設をつくるなど、琴平への新たな集客も目指している。
同社はコロナ禍でバスの運行もままならない2020年、車窓の景色や名所巡りをオンラインで楽しめるバスツアーを始めた。若手社員の提案を採用した企画で、楠木泰二朗社長(48)は「先行き不透明な時期だったが、コロナ禍がデジタル時代の入り口になれば、旅行のあり方も変わるだろうと感じた」と振り返る。
当時、高速バスは緊急事態宣言を受けていち早く運行を停止し、その後、他社より早く再開。その結果、運転手の離職を防げたという。「小さい会社なので、意思決定が早くできた」。大手各社のように他社との共同運行をしていないことも、意思決定の早さを後押しした。
夜行バスは1便に運転手2人を確保しなければならず、運転手のストレスも大きい。厳しい勤務が嫌われ、近年、運転手不足などから廃止が相次ぐ。
「ただ、当社は夜行バスにほぼ特化しているので、運転手は夜行だけの勤務で済む」。今年2月からは、公共交通で直結されていなかった北陸への路線を新設する。
貸し切りバス事業はインバウンドの増加もあり好調だが、「これからは団体客より個人客が増えてくる。団体客に左右されない高速バス事業を伸ばしたい」と楠木社長。
一方、創業の地でもある金刀比羅宮の門前町に、かつてのにぎわいを取り戻す活動も進めている。コロナ下で地元の若手経営者と勉強会を重ね、琴平の観光客の減少や宿泊日数の低迷などに「このままではまずい」という認識で一致した。
観光施設の高付加価値化のための観光庁の事業に手を挙げ、親しくなった旅館などの経営者らと協力して地域計画を作る協議会を設立。補助金を受けて23年度までの3年間、空きビルや老舗旅館のリノベーションを進めた。
「琴平は金刀比羅宮への参拝客を全国から受け入れてきた歴史があり、もともと開かれた町だった。地域のコミュニティーが残っているのも強みで、大きな可能性を秘めていると気づいた」
そんな中、琴平バスが着目したのは、世界に4千万人ともいわれるデジタルノマドの誘致だ。デジタルノマドは東京や大阪といった大都市より、のんびりと暮らしを楽しめる地方都市を好む傾向があるという。
楠木社長自身、コロナ下で旅をしながら仕事をした経験があり、「もっと地域や他の宿泊客とのつながりを持てる宿泊施設をつくりたい」と感じた。
デジタルノマドも受け入れる宿泊・コワーキング施設「コトリ コワーキング&ホステル」を琴平町と高松市に23、24年に開設。海外のデジタルノマドの拠点施設と連携した長期滞在プログラムなども展開している。
同社の夜行高速バスは、福岡線を除いて発着地が琴平だ。創業70周年を迎え、「琴平を世界に注目してもらえる町にしたい」と夢を語っている。
琴平バス
1956年、琴平タクシーとして香川県琴平町に創業。69年に「琴平バス」となる。2003年に讃岐うどん店を巡る「うどんタクシー」、05年には高速バス「コトバスエクスプレス」の運行を開始した。19年に旅行業の新日本ツーリストを統合。宿泊施設などはグループ会社、コトバス・コミュニケーションズが運営している。グループ会社を含め従業員数は約100人。

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