琴平バス株式会社

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日経MJにkotori高松が紹介されました。

2023-02-20

MEDIA

琴平バス社員寮、宿泊施設に 香川の観光活性化めざし参入

琴平バス(香川県琴平町)は宿泊業に参入した。高松市内にコワーキング拠点を備えた宿泊施設を開業。インバウンド(訪日外国人)や若年層の需要を見込み、新たな収益の柱へと育てる。観光業・地域創生のスタートアップに携わる人材が集まる拠点としても位置づけ、にぎわいづくりにつなげていく。

高松市の商店街近くで1月23日、「Kotori(コトリ)」という名称の宿泊施設を開業した。もともと琴平バスグループの社員寮だった施設を改修。3階建てに加え屋上があり、1人用の客室4室とドミトリー(相部屋)のほか、個室3部屋を含むコワーキングスペースを設けた。

2階・3階にある宿泊スペースの面積は屋上を除き約172平方メートル。1階にあるコワーキングスペースの面積は約90平方メートルで、廃材を生かした環境に優しい設計が特徴だ。

宿泊料金は、個室が1泊あたり6000~6500円でドミトリーは3000~3500円となる。長期滞在を視野に入れ、ランドリーやキッチンなども充実している。屋上は洗濯物を干したり利用者が語らったりする場とした。

コワーキングスペースは、宿泊者であれば無料で使える。宿泊しなくても、専用のアプリで申し込むと1時間あたり300円で利用可能。個室を使う場合は別料金となる。

琴平バスの楠木泰二朗社長は、施設について「観光や地域創生への思いを共有する仲間が集う場にもしたい」と話す。新型コロナウイルス禍によって、観光業から離職する人が増加したことを危惧している。一方で「副業など働き方の多様化も進んだ」と話し、宿泊施設が様々な形で観光に関わる人が議論し、新たな挑戦が生まれる場となることを期待する。

コワーキングスペースや、宿泊エリア内の休憩スペースではテーブルの配置などコミュニケーションを取れる動線にこだわったといい、今後、観光や地域創生に携わる関係者への声がけを進める。スタートアップに対しては、求めに応じてノウハウを伝授するなどして支援する考えもあるという。また様々な人材と協力し、自社の新規事業創出につなげることも狙っている。

同社は、讃岐うどんに通じた運転手が名店を案内する「うどんタクシー」や、オンラインバスツアーなど工夫を凝らした観光企画に強みを持つ。バス・タクシー事業に加え、宿泊を新たな事業の柱と位置づける。本社のある琴平町でも、金刀比羅宮の表参道に同様の宿泊施設を今夏までにオープンさせる計画。高松では、当面の間4~5割の稼働率維持を目標とする。

施設名の「コトリ」はもともと、同社が琴平町で運営していたインバウンド向け観光案内所の名称で、コロナ禍により閉業を余儀なくされていた。宿泊業への参入は「コトリ」の業態転換の意味合いも持つ。

香川県では、高松空港で22年11月にソウル線、23年1月に台北線が再開。香港線は4月に再開予定で、先だってチャーター便が運航している。楠木社長はインバウンド受け入れにも意欲を示す。また、同社が運営する高速バスの主なユーザーである若年層が、東京など大都市から香川県に来て宿泊することも見込んでいる。

(鈴木泰介)

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