琴平バス（香川県琴平町）は高松空港と徳島・祖谷を結ぶ定期路線バスを今年夏前から運行する。絶景などが魅力の祖谷地方は訪日外国人（インバウンド）の人気が高い。同空港の民営化を受け、国内外からの利用拡大が見込めると判断した。今後も四国を代表する観光地と空港を結ぶ路線を検討していく。

新路線は高松市中心部を出発し、高松空港、金刀比羅宮のある琴平を経て、祖谷地方に向かう。詳細は今後詰めるが、運賃は片道2000～3000円程度、当面は1日1往復する予定だ。

夏休みの需要増を見込み、夏前に運行を始める。国内客のほか、直行便や羽田・成田空港経由で四国入りするインバウンドを取り込む。