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日本経済新聞で訪日客向けの広域バスツアーが紹介されました。(日本経済新聞)

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- 2017年9月27日 日本経済新聞(四国経済)より -

鹿児島―東京、訪日客向け広域バスツアー 
琴平バスなど来年1月

琴平バスが複数の観光バス事業者と組んで展開する訪日客向けの広域バスツアーが2018年1月から本格始動する。17年12月に始まる九州域内と兵庫―東京間のツアーを接続する形で琴平バスが愛媛、広島、岡山、香川、徳島各県を巡る瀬戸内エリアの周遊ツアーを始める。これにより4社を乗り継ぎ2週間程で鹿児島から東京まで周遊できるようになる。

複数のバス事業者による広域ツアーは南薩観光(鹿児島県南九州市)と宮崎交通(宮崎市)が九州で、神姫バスグループ(兵庫県姫路市)が兵庫―東京で12月から先行して運行を始める。琴平バスはこれらのツアーとつなぐ形で18年1月から瀬戸内エリアの周遊ツアーを始める。他のバス会社に乗り継いで九州や関西圏の旅行も可能だ。

例えば南薩観光と宮崎観光の6泊7日ツアーで霧島神宮(鹿児島県)、高千穂峡(宮崎県)、由布院温泉(大分県)などを巡る。その後フェリーで大分から愛媛に移動し、琴平バスの4泊5日ツアーで道後温泉(愛媛県)やしまなみ海道、金刀比羅宮(香川県)など瀬戸内地域を周遊。神戸にフェリーで移り、神姫バスの便で京都や奈良、白川郷(岐阜県)を巡って東京に向かう。

宿泊は途中のホテルでする。車内にはそれぞれ英語対応のガイドを配置。料金は鹿児島から東京まで乗り継ぐ場合で40万円程度(原則宿泊代・食事代含む)の見込み。事業者ごとに旅行地域を絞ることも可能で、琴平バスのツアーで瀬戸内エリアを周遊するプランは約14万8千円を想定する。

琴平バスは当面は1カ月に1回ほどの頻度で瀬戸内地域を周遊する1コースを運行する。集客に応じて開催回数を増やしたり、周遊ルートを追加したりする。

バス乗り継ぎによる広域ツアーを巡っては丸一観光(石川県七尾市)やHKB(北海道函館市)なども含むバス9社が今春に事業連合「ジャパンコーストラインアライアンス」を設けた。来春以降に北陸や東北、北海道のツアーも発売される見込みだ。ツアー商品は各社の旅行子会社や、提携する海外の旅行会社が販売する。

観光バスには営業区域制限があり、利用客はバス会社の営業所があるエリアを出発地か到着地にする必要がある。例えば、大阪の事業者が大阪~東京間を運行する場合、利用客は京都で乗車し、名古屋で下車したりすることはできない。このため、1社のみで運行するツアーで地方などを広く観光しようとすると、長期の日程を組む必要がある。

複数のバス会社を乗り継ぐことで、途中下車も可能な広域観光ができるようになり、旅行プランが組みやすくなる。こうした手法は欧米で「シートインコーチ」として普及している。

観光バスには営業区域制限があり、利用客はバス会社の営業所があるエリアを出発地か到着地にする必要がある。例えば、大阪の事業者が大阪~東京間を運行する場合、利用客は京都で乗車し、名古屋で下車したりすることはできない。このため、1社のみで運行するツアーで地方などを広く観光しようとすると、長期の日程を組む必要がある。

複数のバス会社を乗り継ぐことで、途中下車も可能な広域観光ができるようになり、旅行プランが組みやすくなる。こうした手法は欧米で「シートインコーチ」として普及している。

 

- 2017年9月27日 日本経済新聞(四国経済)より -

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