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産経新聞で「コトバスエクスプレス福岡」が紹介されました。(産経新聞)

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- 2015年11月19日 読売新聞(九州)より -

「インバウンド客」呼び込め 福岡に四国が“熱視線”…誘客狙い高速バスも

インバウンド(訪日外国人旅行)客が急増する福岡都市圏に、九州だけでなく、西日本の各地域が注目する。地元の空港・港湾へ海外からの直接誘客は限界があるとして、福岡に入国した後のインバウンド客を、呼び込もうという狙いだ。今月19日には、福岡から四国行きの高速バスが運行を始めた。

19日午後9時過ぎ、商業施設、キャナルシティ博多(同市博多区)に、一台の高速バスが到着した。琴平バス(香川県琴平町)が運行を始めた夜行高速バス「コトバスエクスプレス福岡」だ。1日1往復で、福岡市からは香川・高松経由で徳島・鳴門に向かう。座席は3列シートで、周囲とを仕切るカーテンやトイレも設けた。料金は片道7200円程度に設定した。

この日の初便は、福岡市で人気アイドルグループ「嵐」のコンサート開催されたこともあり、28席すべてが完売したという。

新路線はこうしたコンサートや、年末の帰省需要で予約は好調だという。ただ、琴平バスの真の狙いは外国人客にある。

同社の担当者は「東京や名古屋と、四国を結ぶ高速バスは1割前後が外国人客です。福岡は外国人客が急増しており、同程度の外国人客の取り込みを目指したい」と語った。

福岡側の発着所には、外国人客による「爆買い」が盛んなキャナルシティを選び、ポスター掲示を計画するなど、認知度の向上を狙う。

政府がインバウンド振興に力を注ぐ中で、福岡都市圏は成功モデルだといえる。

平成26年、全国で約1341万人だった訪日外国人のうち、九州は約167万人と1割を占めた。なかでも福岡空港からは、約88万人が入国した。18年(約38万人)の2・3倍に達した。

26年の訪日外国人数を全国の空港と比べても、福岡空港は成田(493万人)、関西(317万人)、羽田(175万人)に次ぐ国内4位になった。高松空港(3万人)など地方の空港の中では群を抜く。

こうした空路の客は、クルーズ船での入国に比べ、日本国内を広く巡る可能性が大きい。だからこそ、福岡で増加する外国人客は、近隣地域にとっても“宝の山”となる。

なかでも四国は、インバウンド客の供給源として、関西と並んで九州を意識する。四国4県の外国人宿泊者数(26年)は、計28万人で、国内全体の1%にも満たなかった。

国土交通省四国運輸局観光部の担当者は「四国は平成32年までに外国人宿泊者数66万人を目指している。達成には広域観光連携が大きな鍵となる」と述べた。

その第一歩として四国運輸局は今年、民間旅行会社と合同で、福岡を発着点として、湯布院温泉(大分県)や道後温泉(愛媛県)、厳島(広島県)などを周遊するパッケージツアーを試験的に企画した。

参加者の反応は上々だったといい、商品化を目指す。

28年には、3年に1度の現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」が開催される。25年にはのべ約100万人を集客し、特に香川・直島には約30万人が訪れた。同祭には出品者も含め、多くの外国人が訪れる。琴平バスの担当者は「芸術祭にあわせ、多数の外国人が四国を訪れることが見込まれる。それまでに、路線の認知度を上げて、福岡からの誘客につなげたい。東京などと比べ、運転士が1人で済み、経営的なメリットも大きい」とそろばんを弾く。

一方、九州経済連合会などは、周遊するパッケージ旅行などでインバウンド客の九州囲い込みを図る。

今月14日、安倍晋三首相は都内の講演で、外国人観光客数について、「次なる目標は3千万人の高みだ」と表明した。観光立国に向けて、自治体間、地域間の競争は激しくなる。

(新日本ツーリスト コトバスエクスプレス)
http://www.kotobus-express.jp/

- 2015年12月23日 産経新聞(九州)より -

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