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香川大生と企画したツアーが朝日新聞に紹介されました。(朝日新聞)

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- 2014年2月4日 朝日新聞より  -

香大生
穴場ツアー企画
野外劇場/革の写真立て制作…

瀬戸内海を望むさぬき市大串半島の野外劇場「テアトロン」。小田和正さんらが公演するなど音楽ファンには知られた場所だが、観光地ではない。県内からのツアー参加者20人がバスから降り立つと、添乗員が集合写真を撮った。ガイド役として登場したさぬき市職員は「ここには何もありませんが、365日変わる自然があります。また来て下さい」と呼びかけた。

一行は昼食に近くのワイナリーで地元産のカキとワインを味わい、東かがわ市の手袋ギャラリーで革の写真立てを制作。

この日の集合写真をフレームに納めた。日帰りで料金は7800円だった。 このツアーは香川大経済学部・西成典久准教授のまちづくりゼミに属する2、3年生4人が出した企画が出発点だった。

昨年、学生が企業に仕事の提案をする授業があり、4人は新日本ツーリスト(高松市)の楠木泰二朗社長に「カメラ女子旅」を提案した。以前訪れた大串半島の美しさを撮影してもらおうと考えた。企画はゼミ内で最優秀賞に選らばれた。

今回、ツアーとして商品化するにあたり、参加者を広く募るため「女子旅」の要素は除いたが、地域での体験は重視した。「カメラ旅」の要素も、集合写真の撮影やフレームの制作という形で生かされた。

新日本ツーリストは「コトバスツアー」の愛称で、県内発着の添乗員付きツアーを運行している。県外が主な行き先だが、「県内の人は意外と地元のことを知らない」(楠木社長)と、今回のツアーを「地元再発見の旅」として売り出すことにした。大串半島の活性化に取り組むさぬき市も協力を申し出た。

20人の定員に対し、倍の申込があった。夫婦で参加した高松市の菰渕昭さん(86)は「自分では行けないところに行けて良かった。発見もあった」と話す。同社は第2弾を検討中だ。

学生と共にツアーに同乗した西成准教授は「地域活性化の願いを共有している市と旅行会社、大学が一緒にやることに意味がある。学生もビジネスや地域の現状をしるいい機会になる」と、手応えを感じている。 (細川治子)

- 2014年2月4日 朝日新聞より -

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