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お遍路ツアー集客強化 関東以北、利用客を開拓 (2010年1月6日 日本経済新聞四国経済面)

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- 2010年1月6日 日本経済新聞四国経済面より -

四国地方の旅行会社が、四国八十八カ所霊場を巡るお遍路ツアーの集客強化に相次いで取り組む。関東以北からの利用客開拓に向け、「食」との組み合わせによる新たな旅行プランを作成、現地での説明会も積極的に開催する。景気悪化の影響でツアー客の減少が懸念されており、幅広く利用客を呼び込む。

新日本ツーリストは2月以降、東京、神奈川など3ヵ所で、お遍路に興味を持つ人向けに説明会を開く。お遍路に関する基礎知識をはじめ、準備が必要な道具類、健康への留意点などを詳しく説明し、参加希望者の不安を解消する。

同社はバス、タクシー利用や徒歩など複数の巡拝プランを設定。価格はバス・14日間のプランで28万8千円から。新たにお寺での法話を組み合わせたツアーも企画する。今年はツアーの利用者数を昨年比1.5倍の1万5000人に増やす目標だ。

四国4県の88ヵ所の寺を1回か複数回で巡るお遍路は根強い人気を保つが、ここ1年は景気の落ち込みや新型インフルエンザ感染問題の広がりを受け、来訪者数の頭打ちが懸念されており、新たな利用客の掘り起しが課題となっている。

特定非営利活動法人(NPO法人)、遍路とおもてなしネットワーク(高松市)は昨年末から、四国霊場75番札所の善通寺(香川県善通寺市)から88番札所の大窪寺(香川県さぬき市)まで約100キロメートルを歩いた人に「認定書」を渡す取り組みを展開。「遍路を始めるきっかけにしてほしい」と、四国への来訪者の増加を後押ししている。

- 2010年1月6日 日本経済新聞四国経済面より -

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