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観光&出張 トラベルの巻 「高速バス」 (夕刊フジ:2009/01/30)

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高速バスというと、低料金だが狭くて快適ではなく、学生の旅行向けというイメージを持つ人はまだいそうだが、昨年あたりからビジネスマンや家族旅行の客が増えているという。

なにより圧倒的に料金が安い。東京-大阪間を新幹線「のぞみ」で移動した場合の片道1万3850円に比べ、高速バスは4000円台から。なんと、新幹線の約3分の1で済む。昨年のガソリン高騰時も、高速バス業界は規制緩和の影響で価格・サービス競争を行っていたため、運賃の値上げは見られなかった。

ただ安いだけでなく、快適性も増している。快適に旅するためには多少割高でも支払うという利用者も多いため、高速バスのグレードやサービスはニーズに合わせて多様化している。

夜行バスの中には車内に独立した座席が3列並ぶ「3列独立シート」が増えてきており、中にはフルリクライニング席を使用した車両もある。また、水洗トイレや洗面台、飲み物サービスなどもあり、女性専用車も運行している。

高速バスは全国各地で運行しているか、各グレードの料金を主力路線の東京-大阪路線で比較すると、レギュラークラスが3列独立シート車両で6500-7500円、バス会社によってはさらに豪華なプレミアムシートを9000円から提供している。

4列シートだとトイレ付き足元ゆったりタイプが6500円程度。トイレなしエコノミータイプなら4000円台からと、グレードによって差がある。期間は限定されるが、最低価格は3500円だった。いずれも昼行便だとさらに安く、早期予約割引やネット予約割引もある。

体格のよい男性だと、さすがに4列シートは厳しいが、3列シートなら十分睡眠も取れるし、夜行だと到着した朝から行動できるのでなかなか使える。出張の足に、ぜひ一度試してはいかがだろうか。

- 2009年1月30日 夕刊フジより -

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