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3度目の富士登山に挑戦 (朝日新聞 香川県版)

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- 朝日新聞 香川県版より -

高松市のIT会社社長、川西健雄さん(40)=写真=は8月、3年連続で富士山登頂に行く予定だ。

登山は30歳を過ぎてから始めた。何度か登った石鎚山も富士山も、最初は「誘われて嫌々ながら行った」。だが、登山の魅力は「上を見たら途方もなく遠くてとても行けそうにないのに、だれでも一歩一歩の積み重ねでたどり着けること」。最近は訓練も兼ね、参加者を募って県内の山を月に一つずつ登っている。

今回も富士山登頂に利用する交通手段は、5合目まで運行の高速バスだ。初挑戦の3年前は神戸発着バスだったが、新日本ツーリスト(高松市)が昨年始めた四国発着の深夜バスによる3泊ツアーが快適で気に入った。

高山病対策の酸素など、富士登山ならではの装備を入れると荷物が大きくなり、神戸までフェリーを使った3年前は、「行きの乗り換えだけでへトヘト」。しかも連休と重なり、2万人が登頂をめざして道がふさがった。帰りの便に間に合わせるため8合目で断念する結果になったが「シーズンが2カ月しかない富士山には、縁があれば登れると思った」。その翌年、四国から直行のバス運行開始という好機が来た。「毎年登りたい」と今では意欲を燃やしている。  
(木脇みのり)

- 2010年7月14日 朝日新聞 香川県版より -

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